補綴部位を聞いた時の精神状態


       \(゚▽゚=))/…\((=゚▽゚)/前歯フルジルコニアだよ!! こりゃオモシレ、アリだな
ガタガタ言わずビビってないで攻めた方がいいテクニックだったコレ
役に立つ場面は多いな!!ジルコニアって本当に不思議で面白いよね!
                                                                                           

正中を跨いだ反対部位を多数補綴は、シングルセントラルと同じく
補綴部位を聞いただけで前日の寝付きが悪くなるね!
反対側が天然歯老年特有のメチャクチャ難度の高い色合いなら
ある程度の経験年数がある技工士なら目眩がします、もうガクブル
で、これもそんな感じ、口腔内見た瞬間、汗びっしょりです膝から崩れ落ちました。

が!!! チェアサイドで患者さんと
ディスカッションすると、患者さん反対右2番補綴ストレート3色盛りメタボン
なんですが、それがお気に入りで『自分の歯ではなくこちらに(A3シェードMB)に
色を似せてくれと!』 コレを聞いたときもう光が差し込む様な
素晴らしすぎて泣きそうでした 
ホッとした安堵感と☆ この内情心の機微を悟られないよう表情崩さず
『分かりました』と言い終わると、さ〜っと汗が引いていきました。

末端現場技工はこんなもんですよね、コレがリアル技工、立派なもんだと思ってます、
まっ、単純にA34本ブリッジ作ってくれと言う事です
右2番MBは歯軸と形が。。。。。なので色だけA3狙いの少々無視ぎみです…..。




かなりのハードコアなブラキサーとお見受け
反対1番ブルーのワックス部分トンネル状に欠けてますが
これは前方、側方の運動で下顎の1〜2番歯冠先端当たりの通り道となり
エナメルが削れ欠けてしまい、こんな感じです、 3番犬歯も同様です
もうこれは危険きわまりない危険信号です!!
反対2番のMBはどことも干渉する事なく、今のいままで無事壊れずに至ってるようです
顎も大きく模型からもタフな感じが伝わってきます。

また咬合力なのか??おそらく少々の正中離開だったのではないのかと疑われます
支台歯のポジションが遠心寄り、離れ過ぎで完全模写は無理
今回は歯冠上部4/3位まで理想的な形に
まとめてしまい、立ち上がりの隆線を無理クリ離れた支台歯
に落とし込んでいく感じで強引にまとめ上げています、
よく見ると遠心立ち上がりが不自然です、大体こんな感じでまとめちゃいますね。

2 件のコメント:

たけ さんのコメント...

遅れましたがあけおめです(笑)
相変わらず素晴らしいです!
まだ迷いながらですが最近は前歯のミニマムレイヤリング?
ステインの上に一層クリアー陶材orグレーズ材厚盛りで落ち着いてます
本当は長谷川さんの様に研摩仕上げをしたいのですが未だに納得の行く様なクオリティにならないです。゚(゚´Д`゚)゚。
今年もブログからヒントを貰いながら頑張ります!

歯科技工士 さんのコメント...

はい!あけましておめでとうございます
嬉しいですね、ありがとうございます
最近自分で過去記事見返しジルコニアばっかの変態マニアブログだなぁと
ちょうど呟いていたところです、ご愛読ありがとうございます(笑(^-^(^-^)

やはり一発焼成、研磨フィニッシュが圧倒的技工スタイル
前歯は試行錯誤、特に唇面のニュアンスを出すのは形色共にとても難しいですよね、
まだまだやりようがありますね、面白いです
場面を見て素人実験なども絡め、好き勝手に考察、共有できればなーと
楽しんでスキルアップしたいですね〜!