ジルコニア技工✨続き


セラムです、アクセントでオレンジグレーぐらいです。他は基本通り
ジルコニア母材のカットバックを超正確にしておくと
パウダーカットバックの工程を省け効率がよろしいですね早い!


ザーンのステインです、これもアクアレル浸透ステインでほぼ狙い通りなら,
さりげなくぐらいでよろしいかと思います。やりすぎると鈍臭く汚くなるだけですよね
この写真は一回だけです、これで終わります、後グレーズペースト
20回ぐらい書いてますが裂溝のブラウンは特に注意です、患者さんは嫌います
技工士は好き大好物ですよね笑w


焼成時間です、左がジルライナー、右がボデーエナメルですね
スパンやダミーの体積の大きいブリッジちょっとでも不安を
感じるものは焦らずじっと我慢我慢でこのプログラムです
急がば回れ!!ですよね。




フルジルコニアという単語を聞くか聞かぬかの頃の話

祈祷師僧侶の方、上下フルに近いジルコニア築盛スタイルの
ブリッジを数ヶ月ほどでパリパリにセラミック部分を割ってくる
何をしてるかというと、滝修行で滝に打たれる行為を
してるらしいんだが、僕自身滝に打たれるなど未知の世界

滝の高さがある程度以上だと、その上から落下する水の
水圧は相当で、意識と気持ち精神を集中しないと
気絶、その時に相当な圧で歯を食いしばるそうです。

『マウスピースなんかつけちゃダメなんですか??』
一応修行僧の中では上のクラスなので下の者に示しがつかない
そんな邪道なことはできないとの回答。

すごい世界だな〜〜と確かに
滝に打たれる修行僧がマウスピースとは絵にならない
夜の歯ぎしりなどまだ甘いななどと思った。

この患者さん2回作り直し、今よりもあまり発色の良くない
臼歯フルジルコニアブリッジを作ったのを覚えてます
話のわかる先生と患者さん技工料は満額いただきましたね。

ですが数年後に持病で亡くなってしまい
その治療の過程の話も聞きましたがストイックでしたね
まだ60歳手前とまだ若くとてもショックでしたね
家族の方に石膏の歯型でもいいから何か欲しいとの声、
自分の作ったフルブリッジのマル模を綺麗に平行模型のように
トリミングし納品した、患者さんの名前も今も忘れられません。

本文と写真は関係ありません

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